読書メモ「ソース焼きそばの謎」意外な歴史に推理小説を読んでいるような快感!

結構読書も好きなので、面白かった本なんかを紹介していければと思います。
今回は「ソース焼きそばの謎」です。
ソース焼きそばの謎
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「ソース焼きそばの謎」は、ソース焼きそばの発祥から日本各地でどのように発展していったのかを、歴史や地域性を踏まえて解説してくれる良書です。
著者の塩崎省吾氏が鋭い視点で描き出すのは、焼きそばがどのようにして日本の食卓に定着し、地域ごとに独自のスタイルを発展させてきたのかという物語。
なぜ「ソース」が焼きそばの定番となったのか?また、焼きそばが日本の食文化に与えた影響とは?
ソース焼きそばと一言で言っても、ソースって途中でかけてよく焼く地域と、出来上がった後にソースをかけて食べるタイプもあります。
地域によって調理方法が色々あって、その調理方法に合理的で歴史的な理由があるなんて思わないですよね。
著者が、足で稼いで実際に日本各地で食べて、聞き込みをして調べた本で、著者の焼きそば愛がよく分かります。
著者のサイトです
焼きそば名店探訪録
https://yakitan.info/
この本を読むと、たかがソース焼きそばと思っている物が、こんなに日本の近代史が影響しているなんて思わないですよね。
この本の冒頭に昭和11年に焼きそばのマニュアルが出版されているなどの歴史的な証拠で、戦前からソース焼きそばあるって事が証明されていたり、興味深い内容が盛りだくさんです。
身近な食べ物に興味を持って、こんな本を読んでみるのも良いのではにでしょうか?
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